1947-12-04 第1回国会 参議院 鉱工業委員会 第26号
これは大した問題でないのですが、それよりは、今政府委員のお話によりますれば、資金、資材は國家が責任を以てやらなければならんと言つておることは、よく分りまするが、元來炭業公團にはそうした趣旨が盛られておつた筈なのでありますが、これは先般の説明によれば、新鉱開発の場合に限つたようなことに、先般來説明されたのであります。
これは大した問題でないのですが、それよりは、今政府委員のお話によりますれば、資金、資材は國家が責任を以てやらなければならんと言つておることは、よく分りまするが、元來炭業公團にはそうした趣旨が盛られておつた筈なのでありますが、これは先般の説明によれば、新鉱開発の場合に限つたようなことに、先般來説明されたのであります。
更に又労組からの反対は、主として厚生施設その他に関しての、いわゆる継子扱いに対する点でございますが、それらの点におきましては炭業公團に代るべき方式におきまして、それらの継子扱いというようなことはないように、十分にやつて行くつもりであります。
いわゆる福利施設、工員養成の施設について現在炭業公團法に代る案といたしまして御説明申上げました中にも、或いは病院の建設であるとか或いは学校の施設であるとか、こういう点は一つの企業に属する事業といたしまして、これが金融的な企業として行い得ない場合におきましてむしろ金融をつけて復興公團等を活用いたして行く。只今さように考えておる次第であります。
今回政府は増産対策並びに運轉資金融資に関しまする要網を、本管理法案が議会に提出された後に出されましたが、この要網なるものと、先に政府が炭業公團でありましたか、國会に出さんと意図された内容とは相違がありするかどうか、又炭業公團を政府が出されんとしました要旨は、どのようなものであつたか伺いたいと思います。
○政府委員(平井富三郎君) 炭業公團について大体考えておりますことを簡單に申上げます。炭業公團は一種の政府機関といたしまして、二つの職能を遂行して行きたい。かように考えた次第であります。
○政府委員(平井富三郎君) 炭業公團に代ります代案と申しますのは、いわゆる炭業公團で狙いました事項を炭業公團の形式によらず、実質的に貫徹して行きたいという意図から出ましたのであります。勿論新鉱の開発等につきましてもマツカーサー元帥からの書簡に含まれてございますが、これはマツカーサー元帥の書簡に現われております事項は、それぞれそれらもその必要性が認められ、部分的に手が打たれてあつたものであります。
この間いただきました炭業公團に代るべき石炭増産對策要綱、この資材の點につきまして、先だつて一應お尋ねはしたのでありますが、重ねとお聽きしたいのであります。「資材の調達供給の圓滑化に關する對策、」これは、諸資材の指定生産、指定配給は現在はあまり密接な關連がないのであります。從つて一面にはまた實際の生産も需要のあるいは三〇%か、せいぜい五〇%しかできていない。
○吉田政府委員 この生産のための資材を確保いたしますために、炭業公團を設けまして、この仕事を擔當せしむることを一應考えたのでありますが、公團制度全般の問題について、政府としてとりやめることになりましたので、やむを得ず、石炭廳に適當な職員を置きまして、その仕事を分擔させることを立案いたしたのがただいまお讀上げの案の内容であります。
○平井(富)政府委員 最初炭業公團を設立いたしまして、資材あるいは新坑の開發について、私企業では行えない事業を擔當せしむる建前で立案を進めてまいつたのでありますが、公團制度自體に關しまして、政府部内におきましても、この體團を擴張していくかどうか、あるいは他の制度によつた方が全般的に良好であるかどうかというような點に檢討を要するような状況に立ち至つて、さしあたり政府として、當時豫想しておりました數個の
○吉田政府委員 今日までは御承知のように、最近協同組合になつておりますが、資材施設組合で、鋼材等の共同購入をいたしておつたわけでありまして、もちろん生産業者との連繋は、そこで保たれておつたのでございますが、これらの機關が近い將來におきまして閉鎖されるようなことになるかと存じまするので、これに對する對策として、先ほど申しまして炭業公團を一應計畫いたしましたが、前述のような事情で、公團の設立が困難になりましたので
官業鑛山の點について提案説明でも政府は従來、このような事業を營む政府機關といたしまして炭業公團というもとを考えていたのでありますが、諸段の事情よりその管理が困難となりました」と書い、てあります。「諸般」というのはいろいろな事情があるということでしようが、どういう事情であるかお伺いしたい。
○西田委員 ただいま商工大臣から炭業公團またはこれにかかわるものの要綱の朗讀を承りました。われわれは政府がいろいろな機構をつくり、いろいろな要綱をつくられても、その要綱を要綱の目的通り完全に實施運營されたということを、未だかつて聞いたこのがありません。いかに完全な要綱案ができましても、この要綱案の實施をする場合、その目的を達成し得るような細密な具體的な計畫がなければならぬと思うのであります。
その次は本法律案を實施して、その目的を達成するためには、少くとも炭業公團またはこれに代るものが先行し、資材の適性なものを適時、適所にマル公によつて完全に入手できることが、絶對に不可缺の條件であることは、いまさら言うまでもないのでありますが、政府はこの點に關し、いかなる具體案をもつておられるのか。
ただあのときに、この組織法ともいうべき臨時石炭鉱業管理法の裏付けといたしまして、政府は炭業公團を考えておつたのでございますが、いろいろの事情によりましてそれが実現の不可能になりまして、政府としては代案を考えました。
せしめますためには、政府の責任と支援のもとに、從來の企業によつて経営の困難なる事業、たとえて申しまするならば新坑の開発であるとか、坑道の掘進であるとか、設備の整備拡張というような事業を行い、あるいは労務者の福利施設の充実をはかるため病院・託兒所等の建設を行い、さらに炭鉱所要資材の委託による調達及び供給を行うことが必要となるのでございまして、政府は從來、このような事業を営む政府機関といたしまして、炭業公團
言葉をかえて申しますならば、一般炭鉱に関しまする限り、その企業と運営はもつぱら民間の旺盛な活動にまつ方途を講じ、國家は計画及び統制と監査以上に管理の線を出てはならないということでありまして、その他資金・資材の提供、賃金の査定、工員の生活設備、報奬金の設定等の援助機関、すなわち炭業公團に代るべきものを政府に設けさせんとするものでありまして、これなくしていたしましては、管理案に生命を吹き込んだ、生き生きとした
○水谷國務大臣 ただいま岡田君の御質問の炭業公團の代案の點でございますが、これは本日の閣議で決定いたしました。しかしいろいろの關係でまだそれをばそのまま發表はできませんので、多少の修正がまた行われるだろうと思いますから、本ぎまりになりますればそれを正確に發表したいと思います。
○岡田(春)委員 先ほど炭業公團に代るべき代案としての内容を大分御説明願いましたので、だんだん明らかになつてはまいりましたが、特に最近問題になつておりまする資材の問題につきまして、この際具體的にお伺いをしたいと思うのであります。
こうなつてまいりますと、ここでお伺いしたい點は、このような特殊な炭鑛あるいは新鑛開發、これらの問題について、從來新聞紙上の報道によりまする場合において、政府は炭業公團の新設を行うということをお話になつておられます。
劃期的に増大せしめますためには、政府の責任と支援の下に、從來の企業によって経営の困難な事業、例えて申しまするならば、新坑の開発であるとか、坑道の掘進であるとか、設備の整備拡張というような事業を行い、或いは労務者の福利施設の充実を図るために、病院、託児所等の建設も行い、更に炭鉱所要資材の委託による調達及び供給を行うことが必要となるのでありまして、政府は從來このような事業を営む政府機関といたしまして炭業公團
を畫期的に増大せしめまするためには、政府の責任と支援のもとに、從來の企業によつて經營の困難な事業、たとえで申しまするならば、新坑の開發とか、坑道の掘進とか、設備の整備擴張というような事業を行い、あるいは勞務者の福利施設の充實をはかるため病院、託兒所等の建設を行い、さらに炭鑛所要資材の委託による調達及び供給を行うことが必要となるのでございまして、政府は從來このような事業を營む政府機關といたしまして炭業公團
それは先ほども商工大臣からのご説明の中にありましたごとく、炭業公團なるものを出す御豫定であつたが、それが御都合によつて代案を出すということでありますが、この代案がいつ出るのかという問題であります。これはこの石炭管理法案と同じような状態にいかなくてはいかない。
又その重要部分をなすところの炭業公團等につきましては、更に今日に至つて練り直しをするというような状態にあるということを伺つておるのであります。